愛知教育大学の小論文対策!過去問の傾向と2024年度入試は?

愛知教育大学の小論文対策!過去問の傾向と2024年度入試は?

愛知教育大学が前期選抜で小論文を課すようになってから7年が経ちます。

小論文ではあまり入試では差がつかないと思っている受験生もまだまだ多いと感じています。

しかし、手を抜いて不合格になってしまった受験生も数多く見てきました。

また、年度を追うごとに難易度は増してきています。

また、2023年度は今までとは異なるタイプの課題文が提示され戸惑った受験生も多かったと思います。

この記事は、2019~2023年度入試で愛知教育大学の合格者を43名輩出している実績(詳しくは合格実績へ)と過去6年間の愛知教育大学の小論文の入試問題の分析をもとに作成していますので、ぜひ参考になさってください!

こちらの記事の内容を一気に解説した動画はこちらです。

この記事を読むとわかること
  • 愛知教育大学の小論文の難易度は?
  • 傾向はあるの?
  • 対策はどうすればいいの?
  • 愛知教育大学の小論文の対策におすすめの参考書は?

このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてください!

2020年度センター試験後に小論文対策を受講した合格生の体験談も公開中です!

なお、愛知教育大学の入試対策全般については、以下の記事をご確認ください!

愛知教育大学に受かる対策
今年度の入試に向けた、愛知教育大学に受かる対策の最新版です。定員の変更や入試の枠組みの変更による影響も踏まえた対策となっています。毎年複数名の愛知教育大学への合…
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愛知教育大学の小論文が導入された理由

小論文導入は大学入試改革の一環!

愛知教育大学の一般選抜に小論文が導入されたのは、2021年度に行われた「大学入試改革」によるものです。

これまで学力検査のみに偏っていた入試から、

「アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)」に基づいた選抜方法を各大学で取り入れることになったのです。

簡単にいうと、

「学力だけじゃなく、本学にふさわしい人材かどうかを判別しなさい」

というものです。

そのため、アドミッション・ポリシーをきちんと理解して、それに沿った回答をできるようにしておくことは、初年度としては当然に対策しておくべきことでした。

小論文の目的を理解しておこう!

以上のことから、小論文の目的は分かりましたでしょうか?

「愛知教育大学にふさわしい人材かを判別する」ためです。

愛知教育大学の受験生は常にこれを意識しましょう!

実際に、愛知教育大学では、小論文の出題の意図と評価の観点を次のようにしています。

(出題の意図)
教員養成課程での修学に必要な教職への意欲や教育への関心・問題意識の程度を問う。

(評価の観点)
・課題を読み取り、その問いかけに対して解答できているか。
・決められた字数内に自らの考えをまとめて、教職への意欲を表現できているか。
・文章を論理的に構成して、自分の意見が読み手に伝わるようにしているか。

愛知教育大学「標準解答例または出題の意図、評価の観点」より引用
https://www.aichi-edu.ac.jp/exam/files/syouzn_ans.pdf

愛知教育大学の小論文の出題形式

愛知教育大学の小論文形式は、

  • 試験時間は90分
  • 600字の横書き

となっており、導入から3年間変更はありませんでした。

設問に対して、600字以内で論じるという、小論文の入試としては、それほど多くはない字数となりますが、設問の内容をしっかりと踏まえて、論理的に文章をまとめなくてはなりません。


愛知教育大学の小論文の過去6年間の出題内容

愛知教育大学の小論文の出題内容は、教育に対して関心を持っていれば、しっかりと事前に対策をしておくことが可能です。

年度形式内容重要な設問(要約)
2018年度テーマ型アドミッションポリシー愛知教育大学の学生として何を学んでいきたいか
2019年度図表型教員の魅力調査なぜ学校の先生は、教員の仕事を「尊敬される仕事」と思っていないのか
2020年度図表型学習指導要領調査児童や生徒に「勉強することの意味」をどのように説明するか
2021年度図表型AI時代の教育AI時代における教員の姿や役割についてどう考えるか
2022年度課題文型学習指導要領「予測困難な時代に、一人一人が未来の創り手となる」学校教育と自身に必要な学習と経験について
2023年度課題文型AI時代の学校教育外山滋比古の著書『思考の整理学』からの引用を読んで,学校教育はどのようにあるべきと考えるか。

2018年度の小論文の出題内容

本学は、広域の拠点的役割をはたす教育大学として、人間理解と真理探究に努め,教育が直面する現代的課題への対応力を有し、子どもたちの未来を拓くことができる豊かな人間性と確かな実践力を身に付けた専門職業人の養成を使命としています。

愛知教育大学アドミッションポリシー(入学者受入方針)

2018年度は愛知教育大学のアドミッションポリシーからの出題で、「子どもたちの未来を拓くことができる豊かな人間性と確かな実践力」を身につけた教員になるために愛知教育大学で何を学んでいきたいかを論述する出題でした。

小論文導入の初年度ということもあり、対策は非常にしやすかったです。

それは、小論文が導入された理由を知っていれば明確です。


2019年度の小論文の出題内容

2019年度の愛知教育大学の小論文の出題は、「教員の仕事と意識に関する調査」(2016)(https://www.aichi-edu.ac.jp/center/hato/mt_files/p4_teacher_image_2_160512.pdf)からの出題で、

  • 教育関連のデータの読み取り
  • データからの考察

を行うものでした。

愛教大小論文2019出典

大半の受験者が設問2で苦労した!

今年度の設問は以下の2つでした。

  1. 教員の仕事の楽しさとみんなから尊敬される仕事だと思うか。
  2. 小・中・高等学校の教員の自らの仕事に対するイメージと子供が抱くイメージが異なっている理由

1については、大半の受験生がしっかりと書き上げることができた様子でしたが、重要なのは設問2です。

学校の先生の仕事について、先生は「尊敬される仕事」と思っていない

このデータから読み取れることは、「学校の先生」の仕事を「みんなから尊敬される仕事」思っている割合が、子どもと先生で大きく異なることです。

「学校の先生」の仕事は
「みんなから尊敬される仕事」
子どもの回答先生の回答
「あてはまる」
「まああてはまる」
67~72%31〜37%

このような結果になった理由を考察するのが、設問2でした。

この設問が合否を分けました。

受験生から聞いた話でも、この設問に対してしっかりと考察の提示ができなかった受験生も多かったようです。

共通テストの判定も良かったのに、この小論文の設問2に対してうまく論じることができず不合格になった受験生もいました。


2020年度の小論文の出題内容

今回の出題内容は、学習指導要領実施状況調査報告書(外部リンク:国立教育政策研究所)からの出題でした。そのうちの「平成24・25年度小学校学習指導要領実施状況調査 結果のポイント」(https://www.nier.go.jp/kaihatsu/shido_h24/01h24_25/h24_25csr_point.pdf)の25ページのデータが提示されました。

愛知教育大学小論文過去問2020

2020年度の愛知教育大学の小論文の出題も、2019年度と同様に、設問数は2題で教育関連のデータの読み取りと、それに対する考察を求めるものでした。

小学校4年生から小学校6年生までの間に、「勉強を何のためにしているのか」という意識の変化がわかるグラフです。

データの考察と、教員の立場に立って考えさせる設問

2020年度の設問は以下の2つでした。

  1. なぜこのような結果が表れると思いますか。
  2. 将来あなたが児童や生徒と接する際に,「勉強をすることの意味」をどのように説明しますか。

2020年度の愛知教育大学の小論文の出題に関しては、最初の設問から教育に関する知識があると論じやすい出題となっていました。

「勉強は将来や社会で役立つから」が増え「わからないことを知りたい」が減っている

2020年度は、新しい学習指導要領が小学校からスタートする年ということで、

そのため、新しい学習指導要領の方向性に関する出題でした。

当校で指導した愛教大の受験生には、もちろん新しい学習指導要領についての知識を身につけてもらっていました。

しかし、新しい学習指導要領がどんな内容のものなのか、そもそも学習指導要領の存在について知らない受験生も多かったと思われます。

「教員の立場に立って考えさせる」核心をつく設問

教員の立場に立って考えさせる」設問ではいくら教育に関心のある受験生も苦労したと思います。

子どもたちに「勉強をすることの意味」をどう説明するか。

今回提示されたデータから課題と考えられる点を挙げられると、非常に良い小論文になりました。

この設問も、新しい学習指導要領の作成の経緯や目的を知っていれば、論述の方向性はわかりやすかったと思いますが、そういった知識もなく論じるにはなかなかハードルが高かったと思います。

大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスの入試当日のツイート

2021年度の小論文の出題内容

この年度の出典は「一般社団法人日本能率協会 プレスリリース「ビジネスパーソンの“今”をデータで読み解く第 8 回「ビジネスパーソン 1000 人調査」【AI・ロボット技術編】」」(2018年1月18日)
(https://www.atpress.ne.jp/releases/147579/att_147579_1.pdf)の6ページのデータからでした。

「AI 時代に、ビジネスパーソンに 求められるスキル・能力は何だと思いますか。(複数回答)」の結果

一般社団法人日本能率協会 プレスリリース「ビジネスパーソンの“今”をデータで読み解く
第 8 回「ビジネスパーソン 1000 人調査」【AI・ロボット技術編】」より引用

2021年度の愛知教育大学の小論文の出題はこれまでとは異なり、上記のような、直接的には教育とは関係ないデータの読み取りと、それに対する考察を求めるものでした。

出題内容は「AI時代における教員の姿や役割」について

設問は、

今後、学校教育の分野にもAI が導入されることが予想されているが、このAI 時代における教員の姿や役割などについて、例えば「どのような教員になりたいのか」「どのような教え方をしたいのか」「どのように児童生徒と向き合うのか」など、あなた自身の考えや意見を600 字以内で自由に記述しなさい。

愛知教育大学 2021年度前期入試 小論文問題より抜粋

2021年度は、AI時代における教員の姿や役割について論述させる出題でした。

受験生向けというよりも、教員採用試験を思われる出題内容でした。

設問が1つだけになり、自由度が高まった!

設問数も1つのみで、1つのテーマに対して600字での論述が求められました。

非常に自由度が高まった分、600字を書くのに苦労した受験生も多くいました。

また、受験生の大半が「コミュニケーション力」で論じてしまいがちな出題です。
しかし、「コミュニケーション力」はAI時代の到来に関わらず常に必要とされているもののため、他の項目に触れられた方がより良い小論文にすることができました。

しかし、新しい学習指導要領で今後の社会を見据えた教育の方向性を理解していれば、出題意図に沿った小論文を完成することができました。


2022年度の小論文の出題内容

2022年度の小論文の出題は、中央教育審議会において平成28年12月21日に出された「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/01/10/1380902_0.pdf)の10~11ページの内容からの出題でした。

○ 人工知能がいかに進化しようとも、それが行っているのは与えられた目的の中での処理である。一方で人間は、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出すことができる。多様な文脈が複雑に入り交じった環境の中でも、場面や状況を理解して自ら目的を設定し、その目的に応じて必要な情報を見いだし、情報を基に深く理解して自分の考えをまとめたり、相手にふさわしい表現を工夫したり、答えのない課題に対して、多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見いだしたりすることができるという強みを持っている。

○ このために必要な力を成長の中で育んでいるのが、人間の学習である。解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、定められた手続を効率的にこなしたりすることにとどまらず、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、新たな価値*を生み出していくために必要な力を身に付け、子供たち一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。

*ここで言う新たな価値とは、グローバルな規模でのイノベーションのような大規模なものに限られるものではなく、地域課題や身近な生活上の課題を自分なりに解決し、自他の人生や生活を豊かなものとしていくという様々な工夫なども含むものである。

幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)2016年12月21日

データの読み取りはなくなり、より自由度が高い出題に!

この年度の設問は

この文書を読んで,どのような学校教育を推進していくべきか,また,将来,教職に就いた時,それを実現するためには,本学において,どのような学修や経験が必要か,具体的な視点を挙げ自分の考えを 600字以内で述べよ。

愛知教育大学 2022年度前期入試 小論文問題より抜粋

というもので、今回はデータの読み取りはなく、非常に自由度の高い出題でした。

そのため、学校教育の動向についての知識をしっかりと持っている受験生の方にはかなり有利な出題となりました。

簡単に言えば、現在の学校教育の現状と今後の方向性を知っているかどうかが、今年度の小論文における評価の差になったと考えられます。

2023年度の小論文の出題内容

2023年度入試の小論文の出題は、はじめて教育系の資料以外からの出典となりました。

愛知県出身の外山滋比古さんという、日本の英文学者、言語学者、文学博士の方で、教育学についても研究をされていました。

この方の『思考の整理学』という著作からの学校教育について述べられている部分が課題文として提示されました。

 グライダーと飛行機は遠くからみると,似ている。空を飛ぶのも同じで,グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは,飛行機よりもむしろ美しいくらいだ。ただ,悲しいかな,自力で飛ぶことができない。
 学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。グライダーの練習に,エンジンのついた飛行機などがまじっていては迷惑する。危険だ。学校では,ひっぱられるままに,どこへでもついて行く従順さが尊重される。勝手に飛び上がったりするのは規律違反。たちまちチェックされる。やがてそれぞれにグライダーらしくなって卒業する。
 優等生はグライダーとして優秀なのである。飛べそうではないか,ひとつ飛んでみろ,などと言われても困る。指導するものがあってのグライダーである。
 グライダーとしては一流である学生が,卒業間際になって論文を書くことになる。これはこれまでの勉強といささか勝手が違う。何でも自由に自分の好きなことを書いてみよ,というのが論文である。グライダーは途方にくれる。突如としてこれまでとまるで違ったことを要求されても,できるわけがない。グライダーとして優秀な学生ほどあわてる。―(略)―
 指導者がいて,目標がはっきりしているところではグライダー能力が高く評価されるけれども,新しい文化の創造には飛行機能力が不可欠である。それを学校教育はむしろ抑圧してきた。急にそれをのばそうとすれば,さまざまな困難がともなう。
 他方,現代は情報の社会である。グライダー人間をすっかりやめてしまうわけにも行かない。それなら,グライダーにエンジンを搭載するにはどうしたらいいのか。学校も社会もそれを考える必要がある。―(略)―
 グライダー専業では安心していられないのは,コンピューターという飛び抜けて優秀なグライダー能力のもち主があらわれたからである。自分で翔べない人間はコンピューターに仕事をうばわれる。

外山滋比古『思考の整理学』(1986,筑摩書房)

文章読解力も必要とされる出題

この年度の設問は、

あなたは,この文章を読んで,学校教育はどのようにあるべきと考えるか。また,それは,本学での学修やその後の社会生活にどのように生かすことができると考えるか。あなたの思いや考えの立場を明らかにして,今後の展望を含めて,600字以内で述べよ。

愛知教育大学 2023年度前期入試 小論文問題より抜粋

というものでした。

比喩表現が多く使われているため、筆者が何を伝えたいのかをつかみづらいと感じた受験生も多かったようです。

ただし、現在の学校教育の方針や考え方について、知っていると理解しやすかったと思います。

当校で指導した受験生に受験後に聞いた感想でもそういった声が数多くありました。

「学校教育」のあり方について論じる出題

2022年度と同様に2023年度も「学校教育」のあり方について考えさせる出題となりました。

2020年度と2021年度は「教員の立場」で考えさせる出題であったのに対して、スケールが大きくなってきていることがわかります。

愛知教育大学の小論文の2024年度の対策は?

ここまでの、愛知教育大学の小論文の出題から、愛知教育大学の小論文で求められているのは、

教育これからの社会に対しての関心や知識があるか

ということがわかります。

上記のことを踏まえての愛知教育大学の小論文の対策について紹介していきます。

対策1:小論文の書き方と教育に関する知識を同時に身につける

アイプラスでは、

小論文の書き方の練習と教育に関する知識のインプットを同時に

行なっていきます。

これは愛知教育大学に限らず、小論文の対策で重視しなくてはならないのは、

書き方がきちんとできて誤字・脱字がないこと、論理的に書けることは当たり前で、内容が重要だからです。

教育に関する知識を身につける

知識を身につける際に利用する参考書は「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」です。

知識を身につけるためには要約が効果的

この書籍に掲載してある各テーマについての要約の練習から始めます。

気になった用語やデータについては最新の情報を調べる作業も必要です。

要約したものは必ず添削をしてもらい、

  • 掲載内容を正しく要約できているか
  • 単なる抜き出しのまとめになっていないか
  • 正しく文章が書けているか(もちろん誤字・脱字がないかも)

をチェックして、完成するまで書き直しをします。

教育に関する知識を身につける理由

教育に関連する内容について、言葉は知っていても内容を正確に理解していないものはたくさんあると思います。

間違ったことを小論文で書いてしまえば、「こいつわかってないな」と判断されてしまいますので、正しい知識を身につけておきましょう!

「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」にある教育学部で頻出のテーマ全てについて要約と添削が終わったら次の段階に移ります。

対策2:教育関係のトピックに対しての小論文を書く

愛知教育大学の小論文でおさえておきたいトピックは次の通りです。

  • アドミッションポリシー
  • 教育関連のニュース
  • 教育学部系でよく扱われる題材
  • 文部科学省のHPに掲載されているトピック
  • 教育動向

教育関連のニュース

教育関連のニュースについては、「Yahoo!ニュースアプリ」や「Google Newsアプリ」を活用するのがおすすめです。

教育・大学受験・大学入試改革のニュースを、フォロー(Yahoo!ニュースアプリ)や興味あるトピック(Google Newsアプリ)に登録することができます。

これを利用すると、教育関連のニュースをまとめて見られるので、オススメです。

日頃から、教育に関しての興味や関心を高めて、教育関係のニュースには敏感になりましょう!

教育学部系でよく扱われる題材

先ほども紹介した「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」で基本的な知識は十分です。

各大学の教育学部の小論文の過去問も収録されていますので、そちらを利用して練習しましょう。

解答例も掲載されていますので、参考にしましょう!

最新の教育動向

最新の教育動向については、「最新教育動向」という書籍が毎年発行されていますので、こちらも参考にしておくと万全です。

アイプラスでの指導においても活用しています。

文部科学省のHPに掲載されているトピック

タイムリーな教育関連の情報を入手するためには文部科学省のHPが最も最適です。

2020年度の入試で出題された、新しい学習指導要領についても詳しく説明されています。

こちらに掲載されたトピックで気になったものは、検索をしてさらに詳しい情報を入手しておきましょう。

こちらについては、「トピックの要約とそれを踏まえての自分の目指す教員像」について600字でまとめる練習をするのが最適です。


以上で、愛知教育大学の小論文の対策はできますが、次に最も重要な点を確認しておきます。

それは、どうしたら高得点がもらえるかです。

高得点が取れる小論文

小論文は、細かく点数がつけられません。

5段階評価くらいが限界ではないかと思われます。

そのため、80点〜100点を目指すことも可能です!

高得点をもらえる小論文のポイントは…

客観的事実に基づいて書かれている

つまり、

正しい教育に関する知識に基づいて論理的に論じられている

ということです。

誰でも思い浮かぶような内容で論じても高得点は得られません。

特に多いのが、

  • 先生は忙しい
  • 知識を持っているから素晴らしい
  • 子どもと一緒に成長する

といった抽象的な主観や憧れで小論文を書いてしまうことで、このような内容では高得点は得られません。

教育に関する知識は武器になる!

愛知教育大学の受験生の中で、教育に関する知識量の差は非常に大きいです。

そのため、教育に関しての知識を身につけて、その知識を小論文の中にはっきりと示して論じることが重要です。

小論文は国語の作文とは全く違うところを見られている!

小論文は国語的な練習だと思っている人が意外と多いのです。

文章構成など正しい「書き方」ができていることは当たり前の状態にしておきましょう!

「内容」で愛知教育大学が求めている人だと伝えられるものにしましょう。

これが非常に重要です。その点を意識した練習をしていきましょう!


小論文の練習は書いて添削を受けよう!

小論文は自己採点が非常にしづらいものです。

ですので、小論文対策や教育に関して詳しい先生がいれば添削をしてもらいましょう!

国語の先生に見てもらうという人もいますが、

国語的な「書き方」の添削だけになってしまうこともよくあるようです。

小論文は「書き方」+「内容」の添削をしてくれる人を探しましょう!


小論文の対策をはじめる時期

愛知教育大学の小論文には、知識量が必要です。

また、年々難易度が上がってきているため、知識をつけはじめるのは早いに越したことはありませんが、

共通テスト後から始めても間に合います!

そのかわり、ほぼ毎日でも書いていきたいです!

私立大学の入試が終わってからでは間に合わない

愛知教育大学の受験生の大半が、共通テストが終わってから、小論文の対策をはじめています。

しかし、私立大学の入試も始まるため、そちらの対策に追われてしまって十分に対策できない受験生もいます。

今までの指導経験から判断すると、私立大学の入試が終わってからでは間に合いません。

そして、小論文は書いて、添削を受けて、書き直してを繰り返して、一つの題材について完成させてから、次の題材について練習するというのが一番効果的です。

そのため、小論文の力をつけるのには時間と回数が必要です!


まとめ

それでは、最後に愛知教育大学の小論文の対策についてまとめます。

愛知教育大学の小論文の対策まとめ
  • まずは「書き方」と「教育に関する知識」を身につけよう
  • 知識を身につけたら、それを活用してさまざまなテーマについて書いてみよう
  • 客観的事実(教育の知識)をもとに論じられるようになろう
  • 添削は国語の指導ではなく、内容の添削ができる人にお願いしよう
  • 小論文で合否が分かれることもよくあるので、最後まで手を抜かないようにしよう

以上をしっかりと身につけることができれば、愛知教育大学の小論文の対策は大丈夫です!

愛知教育大学は小論文で合否が分かれるケースも多々ありますので、甘く見ずに早めに対策を始めておきましょう!

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さき
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2023-02-06
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k k
2022-12-28
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森英輔
森英輔
2022-12-02
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ぽんぽん
ぽんぽん
2022-07-22
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野々山真由
野々山真由
2022-06-19
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漆戸陽菜
漆戸陽菜
2022-03-13
高校3年生になる直前、部活も忙しい中受験を意識し始めたけどどこから手をつけるべきか分からず悩んでいた頃にこの塾を見つけ入塾しました。毎日の単語や文法などに関するテストにより基礎が身につきました。また、分からないところは気軽に聞くことができ、分かるまで教えていただけました。共通テストの対策には毎日演習を行い、二次試験対策には受験校に合った勉強法を教えてもらえます。特に愛知教育大学への対策には各教科への対策はもちろん、小論文の対策にも手厚くサポートしていただけます。私はこのような先生方の指導によって合格を掴み取る事が出来ました。塾の方々には感謝してもしきれません。
古荘琳菓
古荘琳菓
2022-03-08
高校3年生の部活を引退して、6月から入塾しました。高校に入ってから部活づけの毎日で勉強はおろそかになってしまう部分もありました。ですが、この塾に入って個人のレベルにあった学習ができるので、成績が上がりました。 この塾は毎回、単語などの小テストがあります。この小テストのおかげで単語力がついたので、1番苦手だった英語を最後は得意教科にすることかまで来ました。また、進路選択でもたくさんの情報や結果から自分にあった進路を提案してくれます。いつでも進路相談でき、ほんとに心強いです。 共通テストの結果がボーダーラインよりかなり低く、諦めかけていたけれど、先生が「2次試験で逆転できる可能性はあるよ」と勇気づけて下さって、第1志望にそのまま出願しました。結果、第1志望に合格することが出来てほんとに諦めなくて良かったって思います。2次試験に向けて、この塾では小論文を手厚く指導してくれます。そのおかげで本番ではかなり手応えを感じることができ、第1志望合格できました。 この塾は音楽が流れてて、塾内の雰囲気がすごく素敵で勉強に集中できます。 部活も最後まで頑張った後からでも遅くありません!!諦めなければ努力は報われると思えた受験でした!小論文対策はもってこいです!
・ゆう
・ゆう
2022-03-08
小論文の添削等でお世話になりましたが、何度も根気強く教えてくださったり、たくさん教育関連のトピックを提示してくださって、とても頼もしかったです。
西風音
西風音
2022-03-08
共通テストで目標の点数が取れなかった中、愛知教育大学の前期試験対策が充実している塾を調べて、ここに申し込みました。 1ヶ月という短い間でも、手厚く指導してくださり、地方に在住していてオンラインだったのですが塾に通っているような感覚でとても分かりやすかったです。 ほんとうに細かく、丁寧に添削をしてくださいました。そして、自分の小論文のレベルがあがっていっている実感も持つことができました。塾で前期対策をする前までは不安しかなかったのですが、本番は自信を持って挑むことができ、合格できました! オンラインに不安があるという方もいるかと思いますが、本当にわかりやすくて丁寧でした。ここの塾に申し込んでご指導していただいたことに感謝しています。
志水蔵之介
志水蔵之介
2022-03-08
最初は嫌な先生だなって正直思ってましたけど、いざ通ってみるとほんといいところで、先生もいい人だって分かりました。小論文はここに通えば間違いないです!

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