名古屋工業大学の入試対策

名古屋工業大学の入試対策

工業都市“愛知”を支える「名古屋工業大学」

工科専門大学で、部活も航空部・自動車部・鳥人間サークルなど個性的なものが多く、圧倒的な就職率をも持ちます。

現役生が過半数であり、名工大に特化した受験勉強をしておけば受かりやすいです。

しかし、レベルは決して低くないため油断禁物です。

名古屋工業大学の個別学力検査(2次試験)の科目は、英語・数学・理科1科目(物理・化学からの選択)です。


名古屋工業大学の数学の対策

大問4つで120分。全問記述式。

4問のうち2問が微積分法で、残りの2問でベクトル・数列・軌跡を出題する傾向があります。

このことから、微積を制する者が高得点を取りやすいことがわかりますね。

〈数学の全体的な難易度 やや難〉

大問中の小問の設問文が誘導になっている場合が多く、初めに全ての設問に目を通しておくと解きやすくなります。

計算量が多いため、解法が決まっている問題には時間をかけないで正確に計算する必要があります。

〈数学の対策〉

赤本に載っている問題の解法がすぐに思い浮かぶレベルになるまで「青チャート」などを繰り返し解くと良いでしょう。

基礎の徹底が鍵となりますので、標準的な問題を確実に学習しましょう。


名古屋工業大学の理科の対策

1科目のみで100分。※1科目あたりの時間数は名古屋大学よりも長い!

1科目だけとなる分、徹底的に対策をしておく必要があります!

物理は力学が頻出であり、化学ではほとんどの計算問題に導出過程の記述があります。

二次試験で課す理科が1科目なので、自分の得意な科目を徹底的に対策しましょう。

〈理科の全体的な難易度 標準~やや難〉

どの問題にも基本問題が含まれているので、それらは確実に解けるようにしましょう。

内容が難しいものもありますが、誘導問題になっている傾向があるので、前問を参考にすると解きやすいです。

〈理科の科目別の対策〉

物理の対策

問題量が多く、力学が多く扱われているのが特徴です。
論述問題では、問われるポイントが決まっていますので、赤本を参考に知っておくと良いでしょう。

「漆原の物理 明快解法講座」など、計算・論述。描画を一通り学べる参考書で対策しておくのが好ましいです。

グラフの読み取りや図示が正確にできれば解答しやすいため、日頃から教科書や参考書のグラフや図を描き写す練習もしておきましょう。

化学の対策

理論・有機に加えて、毎年無機も出題されます。

分量が多く、時間との戦いになりますので、毎年頻出であり高得点を狙える構造決定問題は、「化学重要問題集」などの参考書で演習を積みましょう。

また、「センター試験炎化学参考書」など基礎を学べる参考書を徹底的に暗記し、空欄問題を完璧にすることをお勧めします。


名古屋工業大学の英語の対策

大問5つで80分。

読解4問・英作文1問の構成です。

〈英語の全体的な難易度 標準〉

読解問題では、そこまで難しい英文ではないですが、科学に関する内容が毎年出題されます。

例えば、惑星や電気、脳などがテーマになっており多少背景知識が必要となりますが、解きやすい問題が多いので、テーマにある新書やコラムなどで知識を身につけておくようにしましょう!

〈英語の対策〉

難しい英文を読むのではなく、標準レベルの英文を速読できるようにしておくと良いでしょう。

長文の演習は、「国公立標準問題集 CanPass 英語」がレベル的には最適ですが、科学分野の背景知識を身につけておくと有利なため「完全理系専用 英語長文スペクトル」などもオススメです。

長文問題内で文法・語法が問われますので、「Next stage」「Scramble」などで対策しておきましょう。


名古屋工業大学の学科構成と倍率

(参考:平成30年度出願状況)

学科前期後期
生命・応用化学科2.43.2
物理工学科3.93.4
電気・機械工学科3.34.2
情報工学科3.44.2
社会工学科:建築・デザイン3.44.4
社会工学科:環境都市2.42.7
社会工学科:経営システム2.42.4
創造工学教育課程:材料・エネルギー2.32.5
創造工学教育課程:情報・社会2.73.3

大学の学部・学科選択について

名工大は2016年度より学科編成が行われたので、それまでとは名前も配属先も大きく変わりました。

ですので、受験する学科で自分のやりたいことができるのか大学のホームページで確認してください。

学科によって学ぶことは全く違うので、学科選びは慎重にすることをお勧めします!

大学では共通科目が少なく、学科専門科目が2年時より始まるので、「自分はこれがしたい」と思うものがあれば早い時期から学べるというのが特色です。

工業単科大学ということもあり、1年時には企業の工場見学なども授業の一環としてあり、ほかの大学では体験できない様々なことに挑戦できますので、やりたいことを見つけて目指す大学と考えてもらえるといいと思います!

アイプラスディレクター
ディレクター松田勇一

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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