南山大学の国語の対策

南山大学の国語の対策

このページでは、大学受験指導歴20年の大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスのディレクターが、南山大学外国語学部・法学部・総合政策学部などに毎年合格者を出している経験をもとに、過去10年間の南山大学の国語の入試問題をもとにした、傾向と対策・難易度・オススメ参考書・目標点数について解説していきます。

教学社出版の赤本に掲載されている、傾向や対策よりも一歩も二歩も踏み込んだ、各大問別の具体的な対策方法で、今すぐにでも始められる内容となっていますので、是非とも参考にしてください!

この記事を読めば以下の悩みが解決されます!

  • 難易度は?
  • どのような問題が出題されるの?
  • どのような対策をすればいいの?
  • 対策にオススメの参考書は?
  • 目標点数は?
  • どのような手順で対策をすればいいの?

このような悩みを持った受験生は是非参考にして下さい!

南山大学の国語の大問数・試験時間と出題傾向

大問数と試験時間

南山大学の国語の問題は、入試日程ごとで共通の問題となっています。
そのため、学部による難易度の差はないと考えておきましょう!

大問1~3が現代文/大問4が古文・大問5が漢文

となっており、大問4か大問5のいずれかを選択するため、計4題で試験時間は90分となっているため、時間的な余裕はないと考えましょう!理想的な時間配分としては、現代文で70分、古文または漢文で20分です!

そのため、対策も現代文が最優先となります!

国語の出題の傾向

現代文の出題傾向

南山大学の国語の現代文3題は、評論からの出題が大半を占めます。

過去6年間の現代文の出題30回・90題の内容を調べると、75題(83%)が評論からの出題となっており、評論の対策が非常に重要になってきます。

なお、各回の出題内容の配分について調べると以下の通りとなります。

出題内容の配分回数出題率
評論3題1963.3%
評論2題・随筆1題723.3%
評論1題・随筆2題13.3%
評論・随筆・小説 各1題13.3%
評論・随筆・講演 各1題13.3%
評論・随筆・鑑賞 各1題13.3%
南山大学の国語(現代文)の分野の出題率

評論3題のとなっている入試回がほとんどで、評論と随筆のみの出題が90%となっていることから、南山大学の現代文については、評論と随筆の対策に絞った方が非常に効率的です!

現代文の出題数は、マークシート方式の選択式が30問程度、記述式が8問程度となっていますが、記述式はうち5問ほどが漢字の読み書き、残りが該当箇所の語句の抜き出しとなっており、記述式の問題の難易度はさほど高くありません。

内容一致の問題は現代文約40問のうち50~60%程度となっています。

文学史は、毎年いずれかの日程で1問出題されている程度です。

漢字の問題は例年10問程度出題されており、文法や慣用句・語彙も毎回出題されているため対策が必要です。

また、毎年いずれかの入試日程で、題材が「日本語の文法や活用」についての文章が問題文として採用されている問題が出題されているため、

読解力のみならず、国文法や漢字・語彙などの総合的な国語力が必要

になっています!

また、2020年度の入試では、複数のテクストから読み取る新傾向の出題もされていますので要注意です!

大まかな設問の種類と出題数の目安は以下の通りです。

設問の種類出題数
A問題(マーク式)30問程度
B問題(記述式)10問程度
A問題の漢字平均5問
B問題の漢字平均5問
B問題の語句抜き出し平均5問
内容一致25問程度
接続詞の空所補充平均5問
文法0問〜10問
語彙・慣用句平均2問
文学史0~1問

古文の出題傾向

古文は幅広いジャンルからの出題となっており、設問については、口語訳・内容説明・内容真偽が中心ですが、文法・主語の判別や和歌についての設問もほぼ毎回あるため、

品詞分解や主語の判別、和歌の解釈・修辞についてもしっかりと学習をしておきましょう!

文学史については、現代文と同様に、余裕があればで大丈夫です!

漢文の出題傾向

漢文についても幅広いジャンルからの出題となっており、空所補充・口語訳・書き下し文・訓点・語彙などについての設問が多く出題されています。

問題文が長く、硬い内容のものが多いため、古文よりも読解力が必要になります!

南山大学の国語の現代文・古文・漢文の難易度

現代文の難易度

現代文の難易度としては標準的ですが、時間との勝負になります。消去法などのテクニカルな解法で解こうとするとかえって時間がかかってしまうこともあるので、適確に内容を捉えながら、最後に消去法を使うなどの工夫が必要です。

漢字や語彙・慣用句、文法の問題など知識を必要とする問題も出題されるので、知識量が要求されます

古文の難易度

現代文や漢文と比較すると、読みやすい題材が多いため、読解について基本的な読解力を身につけておけば、問題ありません。主語や主体(誰が言ったのか・誰に言ったのか など)の問題もそこまで難易度は高くありません。

助動詞や敬語などの文法古文常識についての出題や、和歌の解釈や修辞(2つの意味合いを持つ語句など)についても頻出なので、手を抜かずに学習しておきましょう!

漢文の難易度

文章量が多く、書き下し文や訓点の問題もやさしくはなく、古文よりも難易度が高いため、重要漢字の意味や句法などについてしっかりと学習をしておく必要があります。その上で、幅広いジャンルの題材に触れて、読解力を高めておきましょう!

南山大学の国語の対策方法・オススメ参考書

国語全体としての対策

現代文の配分が高いため、現代文の対策からはじめましょう!

古文・漢文の選択に関しては、余程漢文に自信がない限り、古文を選択することをお勧めします!

入試本番の時間配分については、現代文で70分・古文と見直しで20分が理想的です!

現代文の対策とオススメ参考書

現代文の対策

南山大学の現代文は、評論の出題が大半となるため、評論の対策を徹底的に固めておく必要があります。
また大問1題につき、20分〜23分程度で解けるようにしなくてはなりません。

そのため、限られた時間で南山大学の現代文の読解問題を攻略するのためには、語彙力要約力を高ておく必要があります。

また、漢字の出題数が多いため、漢字の読み書きについての対策ももちろん必要ですが、日本語の文法や活用についての問題文が出題されることもあり、文法についての学習もしっかり行っておく必要があります。

南山大学の現代文の対策の流れは以下の通りです。

  • 語彙力を身につける
  • 要約力を身につける
  • 読解の練習
  • 読解の演習
  • 漢字や文法、文学史の知識を身につける

現代文の対策にオススメの参考書

語彙力を高める参考書

南山大学の現代文の対策にオススメの語彙力を高める参考書は「頻出現代文重要語700」です。

頻出現代文重要語700
頻出現代文重要語700

現代文の力を高めるためには、絶対的に語彙力が必要となります。

現代文の学習をしている人で、語彙力を高めることを意識して学習できている人は案外少ないです。

しかし、難しい言葉でなく知っている言葉でも、正確に意味を理解できている人は少ないため、これにより読解力の差ができてしまいます。評論の内容を正しく理解するためには、語彙についても正確に理解しておくことが必要です。

こちらの参考書は丸暗記するのではなく、自分なりの言葉で用語の意味を説明できるようにしておきましょう!

基本的には、第1章〜第2章までを理解しておけば問題ありません。

南山大学の現代文で出題されることのある、慣用句や副詞などについてもまとめてあるため、日頃から通読することを心がけましょう!

要約力を高める参考書

次に要約力を高めるための参考書を紹介します。

まずは、文章を正しく読み取る方法を知る必要があります。

現代文の読み取り方を身につける(インプット)の参考書としては、「現代文の解法読める解けるルール36」がオススメです。

現代文の解法読める解けるルール36
現代文の解法読める解けるルール36

消去法などに頼らず、文構造を理解して、正しく文章を読み取り、適切な解答を選ぶ方法について解説してあるため、現代文を解く時間が大幅に短縮できます。

南山大学では、小説についてはほとんど出題されないため、まずは1章〜2章を読んでおけば大丈夫です。

次に実際に要約のメモの取り方を身につける参考書「無敵の現代文記述攻略メソッド」に取り組みましょう。

無敵の現代文記述攻略メソッド
無敵の現代文記述攻略メソッド

こちらの参考書は、記述式の対策の参考書ですが、セクション1〜2は要約の方法についてまとめてあります。
国公立大学で記述の対策を必要とする受験生だけでなく、南山大学のように短時間で正解を導き出さなくてはならない受験生には、ぜひ身につけておいてもらいたい内容になっています。

ここまでできたら、次に紹介する参考書で演習を進めていきましょう!

ここで、現代文の演習をする上で注意してもらいたいことがあります。

それは、現代文は問題を解いて答え合わせをするだけでは、力はつかないということです。

必ず解説をしっかりと読み、問題本文がどのような内容で、どのような文構造で、なぜこれが正解になるのかをしっかりと理解していかなくてはなりません。答えがあっていたから大丈夫というように考えずに、正解していても自分の理解と合っていたかを確認する復習に重点を置きましょう!

演習のための参考書

演習を始める上で、最初に取り組んでもらいたい参考書が、「現代文読解基礎ドリル」です。

現代文読解基礎ドリル
現代文読解基礎ドリル

文構造の理解をベースにした読解の演習が行える参考書です。
入試問題からの抜粋で、読み方・解き方の説明のあとに問題を反復して解いて、読解力を身につけられるようになっています。
評論12章・小説2章で構成されていますので、南山大学の対策としては、12章までで大丈夫です。

頻出現代文重要語700」とこの「現代文読解基礎ドリル」だけでも、読解力はかなり養えますので、より長い本文の問題に取り組んでいきましょう。

南山大学の現代文の問題では、段落の意味を正確に読み取ることが重要になってきます。

このような問題の対策としてオススメなのが、「入試現代文へのアクセス基本編」「入試現代文へのアクセス基本編」「全レベル問題集現代文3」です。

入試現代文へのアクセス基本編
入試現代文へのアクセス基本編
入試現代文へのアクセス基本編
入試現代文へのアクセス基本編
全レベル問題集現代文3
全レベル問題集現代文3

全レベル問題集現代文4」については、余裕があれば取り組んでもいいですが、漢字や文法を固めてからがオススメです。

漢字や文法オススメ参考書

最後に、漢字や文法についてのオススメの参考書を紹介しますが、漢字については、高校で配布されているもので基本的には問題ありませんが、新たに購入する場合の参考にしてもらえたらと思います。

漢字マスター1800+
漢字マスター1800+
即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習
即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習

漢字マスター1800+」は1〜2章と4章に取り組みましょう。

即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習」は南山大学の現代文だけでなく、古文・漢文の対策にも役に立ちます。
現代文の対策としては、1〜4章を活用してください。
特に4章の口語文法の項目は文法に関する問題文の対策として有効ですが、「接続詞・副詞の空欄補充」は毎年頻出ですので、必ず学習をしておきましょう!
また、9章の文学史については、滅多に出題されないため、余裕があればで大丈夫です。

随筆に対する対策も、上記のもので問題はありません。小説に関しては、かなり出題の可能性は低いですが、「現代文の解法読める解けるルール36」と「現代文読解基礎ドリル」の小説の内容の箇所を学習しておけば問題ありません。

新傾向の複数テクストの問題や鑑賞や講演などについても、上記の学習で十分対応できますので、入試本番で落ち着いて対応すれば問題ありません。

以上を終えたら、過去問に取り組みましょう!

南山大学の国語の過去問の取り組み方はこちらを確認してください!

古文の対策とオススメ参考書

古文の対策

南山大学の古文の対策としては、基礎基本をしっかり固めることが重要です。また和歌の解釈や修辞についても頻出ですので、抑えておきましょう。

古文の学習の流れは以下の通りです。

  • 古文単語を身につける
  • 古典文法を身につける
  • 読解の練習
  • 読解の演習
  • 和歌の解釈の練習

南山大学の古文については、そこまで難しい出題はされませんので、基礎基本をしっかりと身につけておけば問題ありません。

古文の対策にオススメの参考書

古文単語を身につける参考書

南山大学の古文については、300語程度の古文単語帳で問題ありません。

高校で配布されているものが、「古文単語330」や「古文単語315」など、300語程度のものであれば、あえて新しいものを購入する必要はありませんが、ゴロで覚えるたぐいの古文単語帳は文系志望の人にはオススメしません。

古文単語330
古文単語330
古文単語315
古文単語315

また、いずれの古文単語帳についても、赤字の訳は全て覚えるようにしましょう!

古典文法を身につける参考書

古典文法の学習については、古文単語の暗記と同時進行で行います。

古典文法の学習でオススメの参考書は、「やさしくわかりやすい古典文法」です。

やさしくわかりやすい古典文法
やさしくわかりやすい古典文法

こちらの参考書は、説明がわかりやすくまとめられており、意味の判別の仕方についても触れているため、南山大学の古典文法の問題や現代語訳の問題の対策に有効です。

助動詞の表については全て覚えて敬語の種類と意味・敬意の方向についてはしっかりと理解しましょう!

一文について品詞分解ができるようになることを目標にしましょう!

古文読解の練習用の参考書

古文単語と古典文法が身についたら、古文の読み方を身につけてから、古文読解の演習に入りましょう!

古文の読み方を身につけるためにオススメの参考書は、「山村由美子の図解古文読解講義の実況中継」です。

山村由美子の図解古文読解講義の実況中継
山村由美子の図解古文読解講義の実況中継

こちらの参考書では、古文を読む上で必要となる主語の判別(どういう時に文中の主語が変わるか など)をはじめとした、古典文法の知識を元にした読み方がまとめられています

こちらで古文の読み方を理解してから、古文読解の演習に入ると効果的です。

また、古文読解の問題に取り組んだ時は何度でも復習して、読み方の技術を定着させましょう!

古文読解の演習用の参考書

古文単語・古典文法・古文の読み方を身につけたら、あとは古文読解の問題演習を繰り返していきましょう!

南山大学の古文のレベルで考えると、標準的なレベルで幅広い題材に触れておけば大丈夫です。

古文読解の演習にオススメの参考書は、「岡本梨奈のポラリス レベル1」「岡本梨奈のポラリス レベル2」「全レベル問題集古文3」です。

岡本梨奈の古文ポラリス レベル1
岡本梨奈の古文ポラリス レベル1
岡本梨奈の古文ポラリス レベル2
岡本梨奈の古文ポラリス レベル2
全レベル問題集古文3
全レベル問題集古文3

以上の3冊で、南山大学の古文の対策は十分です。現代文の配点が高いので、現代文の学習を優先的に行い、先ほど現代文の対策で紹介した、「即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習」で、和歌の解釈や修辞はせめて確認して欲しいですが、文学史について余裕があればで大丈夫です。

即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習
即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習

以上を終えたら、過去問に取り組みましょう!

南山大学の国語の過去問の取り組み方はこちらを確認してください!

漢文の対策とオススメ参考書

漢文の対策

漢文については、古文読解の演習で「岡本梨奈のポラリス レベル1」が終わったあたりから学習を開始するのが理想です。漢文は古文の知識も必要とするため、古文の学習を抜きにしていきなり漢文の学習を始めるのは効果的ではありません。

また、この周辺の大学で、漢文を必要とする大学もないため、南山大学の国語で漢文を選択することは、負担の面からもあまりお勧めはしません。

そこで、こちらではどうしても漢文で受験したい人や、古文と漢文で入試当日に選択したい人向けとして読んでもらえたらと思います。

漢文の問題においては、漢字の意味や書き下し文、訓点、口語訳をしっかりとできるようにしておかなくてはなりません。

漢文はと重要漢字の意味を同時進行で身につけていき、その後に演習を行っていくという手順になります。

漢文の対策にオススメの参考書

句形と重要漢字を身につける参考書

南山大学の漢文の対策にオススメの参考書は、「ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習」と「漢文早覚え速答法」です。

漢文句形ドリルと演習
漢文句形ドリルと演習
漢文早覚え速答法
漢文早覚え速答法

この2冊は同時進行で活用します。速答法で理解をした内容を句形ドリルと演習でしっかりと定着させていきます。重要漢字の意味と句形をしっかりと身につけましょう。

漢文の演習用の参考書

漢文の演習用には、「マーク式基礎問題集 漢文」を利用しましょう。

マーク式基礎問題集 漢文
マーク式基礎問題集 漢文

南山大学の漢文の問題よりはやさしい内容ですが、基礎を固めるには最適です。

以上を終えたら、過去問に取り組みましょう!

南山大学の国語の過去問の取り組み方はこちらを確認してください!

南山大学の国語の目標点数・目標得点率と過去問演習

ここまで対策ができたら、過去問に取り組みますが、過去問に取り組む上での目標点を確認しておきましょう。

以下の目標点数は旺文社の大学受験パスナビの南山大学の合格最低点一覧を参考に作成しています。

南山大学は問題の配点を公開していないため、過去問に取り組んだ際には得点率で考えましょう。

ここまで対策をしてきても、初めて過去問に取り組んだ際にいきなり目標点をクリアできることはないので、過去問の演習を繰り返して得点できるようにしていけば大丈夫です!

そこで重要になるのが過去問の取り組み方になりますので、目標点と合わせて、必ず過去問の取り組み方を確認してください!

目標点数・目標得点率

学部-学科国語の目標点数(得点率)
外国語-英米学科115点/150点満点(76.6%)
外国語-英米学科以外110点/150点満点(73.3%)
国際教養110点/150点満点(73.3%)
人文-心理人間・日本文化115点/150点満点(76.6%)
人文-キリスト教・人類文化105点/150点満点(70.0%)
経済-A方式105点/150点満点(70.0%)
経営-A方式105点/150点満点(70.0%)
105点/150点満点(70.0%)
総合政策110点/150点満点(73.3%)

過去問の取り組み方

過去問をただ何度も繰り返し解いては答え合わせをして、次の年度の問題を解くというような取り組み方は
正直言って、過去問の無駄遣いです!

過去問は、模試のように、1回分を解いて答え合わせと解説をしっかり読んで復習したら、

自分の弱点を明確にして、これまでに使用した参考書の復習をするようにしましょう!

これを怠ると、ただ単に当たり外れを繰り返すだけになり、いつまでも実力がつきません。

しっかりと参考書で復習をしてから、異なる回の過去問を解いて、同じ作業を繰り返しましょう!

そうすると必ず得点率が上がり、自信にもつながります!

南山大学の国語は、学部によらず同レベルで同じ形式の問題が出題されますので、2年分の全学部の過去問を用意すれば10回分にはなります。

もし可能であれば、最低4年分20回は上記の方法で繰り返して取り組めると効果的です!

まとめ

とにかく、南山大学の国語の対策は、現代文の対策を最優先にしてください。

入試本番では、現代文70分、古文20分が理想的です。

現代文については、

  • 現代文の読解の学習については、語彙力と要約力が重要!
    語彙力は「頻出現代文重要語700」で養い、「現代文の解法読める解けるルール36」と「無敵の現代文記述攻略メソッド」で要約力を身につけます。
  • 身につけた知識を定着させるために、「現代文読解基礎ドリル」に取り組み、その後「入試現代文へのアクセス基本編」「入試現代文へのアクセス基本編」「全レベル問題集現代文3」で演習を繰り返します。
  • 漢字も数多く出題されるため「漢字マスター1800+」の1〜2章と4章に取り組む。
  • 即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習」の4章の口語文法の項目は必ず学習をしておきたいですが、9章の文学史については、滅多に出題されないため、余裕があればで大丈夫。

古文については、

  • 300語程度の古文単語帳の赤字の訳を全部覚えながら、古典文法は「やさしくわかりやすい古典文法」で学習。特に意味の判別や、識別・助動詞の表・敬語の意味と敬意の方向はしっかりと身につける。
  • 古文単語と古典文法が身についたら、「山村由美子の図解古文読解講義の実況中継」を理解してから、「岡本梨奈のポラリス レベル1」「岡本梨奈のポラリス レベル2」「全レベル問題集古文3」に取り組む。
  • 和歌の解釈・修辞は「即戦ゼミ 入試頻出 新国語問題総演習」で確認する程度で大丈夫ですが、文学史は余程余裕があればで大丈夫。

漢文については、

基本的におすすめしませんが、句形と重要漢字の意味などを「ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習」と「漢文早覚え速答法」で徹底的に固めてから、「マーク式基礎問題集 漢文」に取り組みましょう。

ここまでを終えたら、過去問を模試のように利用して、弱点を見つけては復習する作業を繰り返して、目標点数をクリアできるまで継続する!

以上の内容をしっかりと固めることができれば、難関の南山大学の国語の対策は大丈夫です!