大学受験指導歴20年の大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスのディレクターが、毎年複数名の南山大学の合格者を輩出している経験をもとに、南山大学の偏差値と入試対策を説明していきます!
愛知県の文系私大ではトップの南山大学の偏差値と入試対策について、教科・科目別で勉強法とオススメ参考書・目標点数について紹介しています。文系人気の高まりから、年々難易度が上昇している傾向にあり、入試科目別にしっかりと対策をしておく必要があります。
こちらでは、過去10年間の入試問題の分析に基づく、対策方法を紹介していますので、是非ともご確認ください!
目次
南山大学の対策1:学部別の偏差値を知ろう
以下は、過去の入試結果に基づく河合塾のデータのうち、受験生が最も多い、一般入試と全学統一個別型入試の偏差値の一覧になります。
偏差値は47.5~62.5とかなり幅広くなっていますが、文系学部だけで見れば、52.5~62.5とやはりかなり高いものになっています。
ただし、この偏差値は入試倍率も影響している数値ですので、偏差値が高い学部は入試問題も難しいと思うことは間違いです!
入試問題は、同一日程では共通の問題が出題されるため、
どの学部を志望するとしても、各教科・科目別の対策は変わらない!
つまり、
学部の併願もしやすい!
ということを覚えておきましょう!
学部・学科・専攻・入試日程別偏差値一覧
モバイル表示の場合はスライドしてご覧ください。
学部 | 学科・専攻 | 日程・方式名 | 偏差値 |
---|---|---|---|
人文 | キリスト教 | 一般入試 | 55.0 |
人文 | キリスト教 | 全学統一個別型 | 55.0 |
人文 | 人類文化 | 一般入試 | 55.0 |
人文 | 人類文化 | 全学統一個別型 | 57.5 |
人文 | 心理人間 | 一般入試 | 57.5 |
人文 | 心理人間 | 全学統一個別型 | 57.5 |
人文 | 日本文化 | 一般入試 | 55.0 |
人文 | 日本文化 | 全学統一個別型 | 57.5 |
外国語 | 英米 | 一般入試 | 60.0 |
外国語 | 英米 | 全学統一個別型 | 62.5 |
外国語 | スペイン・ラテンアメリカ | 一般入試 | 55.0 |
外国語 | スペイン・ラテンアメリカ | 全学統一個別型 | 57.5 |
外国語 | フランス-フランス文化 | 一般入試 | 55.0 |
外国語 | フランス-フランス社会 | 一般入試 | 52.5 |
外国語 | フランス | 全学統一個別型 | 60.0 |
外国語 | ドイツ-ドイツ文化 | 一般入試 | 55.0 |
外国語 | ドイツ-ドイツ社会 | 一般入試 | 52.5 |
外国語 | ドイツ | 全学統一個別型 | 55.0 |
外国語 | アジア-東アジア | 一般入試 | 55.0 |
外国語 | アジア-東南アジア | 一般入試 | 52.5 |
外国語 | アジア | 全学統一個別型 | 57.5 |
国際教養 | 国際教養 | 一般入試 | 57.5 |
国際教養 | 国際教養 | 全学統一個別型 | 60.0 |
経済 | 経済 | 一般入試 A方式 | 55.0 |
経済 | 経済 | 一般入試 B方式 | 57.5 |
経済 | 経済 | 全学統一個別型 | 57.5 |
経営 | 経営 | 一般入試 A方式 | 55.0 |
経営 | 経営 | 一般入試 B方式 | 57.5 |
経営 | 経営 | 全学統一個別型 | 57.5 |
法 | 法律 | 一般入試 | 55.0 |
法 | 法律 | 全学統一個別型 | 55.0 |
理工 | システム数理 | 一般入試 A方式 | 47.5 |
理工 | システム数理 | 一般入試 B方式 | 50.0 |
理工 | システム数理 | 全学統一個別型 | 47.5 |
理工 | ソフトウェア工学 | 一般入試 A方式 | 50.0 |
理工 | ソフトウェア工学 | 一般入試 B方式 | 50.0 |
理工 | ソフトウェア工学 | 全学統一個別型 | 50.0 |
理工 | 機械電子制御工学 | 一般入試 A方式 | 47.5 |
理工 | 機械電子制御工学 | 一般入試 B方式 | 47.5 |
理工 | 機械電子制御工学 | 全学統一個別型 | 47.5 |
南山大学の対策2:勉強法・参考書・目標点を知ろう
さて、ここからは教科・科目別の入試対策(勉強法・参考書・目標点数)について解説していきます!
先ほどもお話ししたように、南山大学は基本的に学部を問わず日程ごとで共通の問題が使用されますので、各教科別の対策はどの学部を目指しても共通のものとなりますのが、
愛知県の他の大学と傾向が異なる教科も多いため、早期に対策を始めることで合格に近づけます!
教科別入試対策(英語)
英語は一般的に難易度が高いと言われています、その理由は英文読解の比重が低く、語彙や英文法・語法など、知識量を必要とする出題が中心となっているためです。
以下のページでは、より詳しく英語の傾向と対策・難易度・オススメ参考書・目標点数について解説していますので、英語の対策について知りたい人はこちらをご確認ください!
教科別入試対策(国語)
国語は、現代文3題・古文1題となっており、現代文も大半の出題が評論となっています。
古文は難易度がさほど高くはないため、現代文特に評論の対策をしっかりとしておくことが重要になります。
また、現代文の出題では他の大学ではあまり見られない、日本語の文法などについての題材が毎年いずれかの入試日程で扱われていますので、口語文法についても対策を立てておく必要があります。
以下のページでは、より詳しく国語の傾向と対策・難易度・オススメ参考書・目標点数について解説していますので、国語の対策について知りたい人はこちらをご確認ください!
教科別入試対策(数学)
人文学部・外国語学部、経済学部・経営学部のA方式は大問2題
理工学部、経済学部・経営学部のB方式は大問3題
いずれの学部も、小問からなる大問1題は空所補充形式、残りの大問は記述式問題となっています。
典型問題が多いため、数学が苦手でない受験生は得点を稼ぎやすい内容となっています。
以下のページでは、より詳しく文系学部の数学の傾向と対策・難易度・オススメ参考書・目標点数について解説していますので、文系数学の対策について知りたい人はこちらをご確認ください!
教科別入試対策(日本史・世界史)
<日本史・世界史の出題>
日本史は大問2題・1題は全問マークシート方式、1題は記述問題が中心
世界史は大問4題・全問マークシート方式
日本史対策
・教科書レベルを確実に固めておく
・正誤問題の対策(何が間違っているか言えるようにしよう)
・史料・論述問題の対策(しっかり時間をとって対策をしておこう)
世界史対策
・教科書レベルと確実に固めておく
・正誤問題の対策(かなり正確に理解していないと迷うレベルの出題)
・現代史の対策(ここで差がつくと考えてしっかり固めておこう)
教科別入試対策(物理・化学)
物理の出題と対策
理工学部A方式が大問3題、理工学部B方式が大問2題
※理工学部B方式は物理2題・化学2題から4題選択
基本問題と難易度の高い問題が混在している。
<物理の対策>
基本的な問題を見極めて、とにかく落とさない!
難易度の高い問題も混在するため、基本的な問題を優先的に解いて、取りこぼさないようにすることが重要です!
化学の出題と対策
理工学部A方式が大問3題、理工学部B方式が大問2題
※理工学部B方式は物理2題・化学2題から4題選択
基本問題が中心で計算問題が多い。
<化学の対策>
教科書レベルを全範囲しっかり固める!
論述問題対策で、重要語句を簡潔に説明できるようにしておこう!
幅広く出題されるため、「理論」「無機」「有機」で不得意な分野をつくらないようにしよう!
南山大学の対策まとめ
- 偏差値だけで難易度を判断するのはやめましょう!入試日程ごとで共通の問題が出題されるので、各教科・科目別の対策は同じと理解をしておきましょう!
- 対策をする上では、学部の併願はしやすいと覚えておきましょう!
- 他の大学とは大きく傾向が異なる科目も多いため、早めに対策をすることで合格が近づきます!
- 各教科・科目別の対策に目を通し実践しましょう!
以上の内容をしっかりと固めることができれば、難関の南山大学の対策は大丈夫です!