こんにちは! 名古屋駅太閤口徒歩5分!大学受験専門の全科目指導の塾|大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスディレクターの松田です。
2018年2月に開校したばかりの当塾ですが、4月より生徒の学習が始まっています。 新年度を迎え、2020年度の大学入試改革にともなう、「大学入学共通テスト」(新テスト)を受験する、新高1生からのご相談も増えてきています。
もうご存知のように、今までの学習方法を改めて行かなくては、新テストは対応できません。
色々と不安を抱えた方も多いご様子ですので、今回は、大学入学共通テスト(数学)について、お話していきたいと思います。
今回の内容
・大学入学共通テストで、数学はどう変わるのか? ・試行調査結果から見えてきた、これからの数学の学習法 ・まとめ
目次
大学入学共通テストで、数学はどう変わるのか?
大学入学共通テスト(新テスト)は、大学入試改革の一環で、単にセンター試験が大学入学共通テストに置き換わるものではありません。 高校の教育課程や学習指導要領、個別学力検査も含めての改革になっています。
数学における大学入学共通テストの役割
数学における大学入学共通テストの役割は、
- 高校における基礎的な学習の程度の判定するもので、
- 知識・技能を十分持っているかの評価もしつつ
- 思考力・判断力・表現力を中心に評価する
というものです。
大学入学共通テストの数学の出題について
大学入学共通テストの数学の出題については、
- マークシート式の問題と混在した形式になる
- 記述式においても正解・不正解が明確に判断できる問題が出題される
ということは、よく知られていますが、より大きな変更点があります。
考えた結果や問題解決の方略などを数式で書き表す表現力を評価するということです。
また、出題の題材については、
- 日常生活や社会の事象
- 数学の事象
それぞれから出題がされます。
これは、記述式だけではなく、マークシート式においても共通です。
記述式が導入される事ばかりに話題がいきがちですが、
全ての問題について、出題のされ方が変わるという事です!
マークシート方式で特徴的なのが、正解を複数選択する問題も出題されるようになります。
ちなみに、大学入学共通テストでの記述式問題は、 条件がある程度与えられた、条件付記述式 となっており、 自由度記述式や証明問題は、個別選抜に委ねられています。
試行調査結果から見えてきた、これからの数学の学習法
2017年11月試行調査結果
2017年11月に実施した試行調査の結果によると、
数学I・Aの記述式問題3問の正答率は2.0%、4.7%、8.4%といずれも10%に届かなかった。
しかも、無回答率は49.8%、57.0%、46.5%に上ったという事です。
それだけではなく、マークシート式の正答率も非常に低く、正答率が最も低いもので、0.8%でした。
いままでの数学の学習法との違い
上記の結果からわかるように、 今までの学習法では、大学入学共通テストの数学では、高得点を狙うのが厳しくなってきます。
それは、 数学の解法パターンを覚えるという学習法では、大学入学共通テストの問題は解けません。
センター試験では、出題パターンごとに、解法を丸暗記していても点数はある程度とれました。
しかし、今回の試行調査の記述式問題で無回答が多かったことからも、
数学の解法を覚える(丸暗記する)のではなく、
数学の解法の理解(なぜそのような解き方をするのか)ができていないといけません。
参考書の丸暗記をするような学習はもってのほかです。 日本の高校生はこのような数学の学習をしている生徒が非常に多いです!
これからの学習法
目の前の問題を解けるようにするだけでなく、 問題が解けなかった時に、
- どのような知識が足らないのか把握して復習をする
- どうしてこのような解き方をするのかを理解する
この2点を意識して学習をしましょう! 間違っても、「こうすれば解ける」という解法の丸暗記は絶対にやめて、 「数学の根本的な理解」をしましょう!
大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスでは、 問題が解けなかった時に、
「どのような知識が足らないのか」をAIが分析する学習システム「atama+」を導入しています。
数学の問題の理解には、それまで学習した様々な内容が関連してきます。
問題が解けなかった時に、「これと、これと、これができていない。」ということを判別してくれます。 教員経験のある私自身も、当塾の生徒も、これは”人間では不可能”と感じるレベルです。 まさに、スーパーティーチャーです。
まとめ
大学入学共通テストでは、
- 記述式が追加されるだけではない!マークシート式も含めて全ての出題が変わる!
- 数学の対策は、「解法の暗記」はダメ!「数学の根本的な理解」をしましょう!