愛知教育大学の一般選抜(前期)で総合問題が課せられる専修・課程の対策について、家庭、養護教諭、教育支援専門職養成課程心理コース、教育ガバナンスなどの総合問題の専修・課程に合格者を出してきている指導の経験をもとに紹介します。(詳しくは合格実績をご確認ください。)
- 教育科学専修
- 生活・総合専修
- 日本語支援専修
- ものづくり・技術専修
- 家庭専修
- 養護教諭専修
- 教育支援専門職養成課程(心理コース・福祉コース・教育ガバナンスコース)
目次
愛知教育大学の総合問題対策のポイント
愛知教育大学の総合問題の内容は、各専修に合わせた出題内容となっており、受験勉強として今まで勉強してきた科目や内容と異なるため、非常に戸惑う受験生が多くいます。
しかし、これは総合問題が課せられる専修・課程を志望する全ての受験生に当てはまることです。
そのため、比較的合格点は高くはない=しっかりと対策をすれば逆転合格も可能と理解をしておきましょう。
それでは、しっかりとした対策とはどういったものなのかを確認していきましょう。
愛知教育大学の総合問題対策の方法
愛知教育大学の総合問題の対策方法は決して特別な方法ではないです。
それは、他の科目の変わらず過去問を活用することです。
ただし、過去問に取り組むだけでは意味がありません!ので注意をしましょう。
過去問を活用しよう!
過去問は模試のように活用する
これは他の科目における過去問の活用方法と同じですが、過去問の活用の仕方がわかっていない受験生が多いのも事実です。
過去問に取り組んで、その問題の復習だけをしていては意味がありません。
過去問のできなかったところ、理解が甘かったところの範囲について、教科書や参考書を用いてその該当の範囲を復習するようにすることが重要です。
総合問題の過去問には解答がない!
愛知教育大学の赤本等には解答が掲載されていません。
そのため、高校の先生や塾の先生にお願いして解答を作成してもらいましょう!
アイプラスでは、もちろん愛知教育大学の総合問題の解答を作成して一人ひとりの受験生の指導に活用しています。
過去問と解いて添削したら、次は復習です。
それでは、総合問題の復習や内容理解のために最適な教材を紹介していきます!
愛知教育大学の総合問題対策のおすすめ教材
それでは、ここからは各専修・課程別におすすめの教材・書籍を紹介していきます。
ただし、学校教員養成課程を受験予定の人は小論文の対策も忘れずにしっかりと行いましょう!
教育科学専修
設問の意図や課題文や与えられたデータの読み取りを誤る受験生が非常に多いです。
視点や論点がズレてしまっている受験生が非常に多いため、自分の解答を必ず塾や学校の先生に添削をしてもらいましょう。
過去問10年分は最低でも解いておきたいです。
アイプラスでは2008年以降の過去問について取り組んでもらっています。
また、教育科学の総合問題データの読みとりや文章の理解力も必要となりますが、教育関連の幅広い知識や情報を身についていた方が有利です。
そのためには、「最新教育動向」や「最新の教育改革」がおすすめです。
「最新の教育改革」については1年前の2021-2022版にすることで、少し前の情報についても理解が深まります。
また、この1年での変化もひと目でわかりますので、あえて1年前のものにすることをおすすめします。
生活・総合専修
生活科・総合専修を目指す受験生には是非とも読んでおいてもらいたい書籍は「生活科で子どもは何を学ぶのか」です。
生活科の意義がこの一冊を読めば理解できますし、さらに生活科の教員になりたいという気持ちが高まることと思います。
この生活科の意義を理解して過去問に取り組むことが重要です。
日本語支援専修
日本語支援については、総合問題の視点としては、「多文化共生」「日本語教育」「日本語とは」など、外国人に日本語習得を支援する上で必要となる知識が幅広く求められています。
基本的には2018年以降の過去問全てに取り組んでおきたいです。
英文の出題もありますので、英語長文が苦手な人はその対策もしておきましょう。
教育科学と同様に様々な関連書籍に目を通しておくことをおすすめします。
上記の書籍は過去の入試で入試の出典の一つになりますので、是非一読しておきましょう。
ものづくり・技術専修
ものづくり・技術専修は基本的には中学の技術の教科書を活用しましょう。教科書がない場合は最新のものを購入しましょう。
教科書ワークを活用して知識を定着させることも有効です。
知識をしっかりとつけた後で、過去問10年分に取り組みましょう。
わからなかった問題については、教科書などで調べて完成させましょう。
家庭専修
家庭専修についても、教科書の活用が最適です。もし家庭の教科書が自宅に見当たらない場合は、最新のものを購入しておきましょう!
家庭の場合は、過去問を1年分解いたら教科書の対象の範囲を確認して学習するというのが最も効率的です。
論述を求められる出題もありますので、解いた過去問については、塾や学校の先生に添削を必ずしてもらいましょう。
養護教育専攻
養護教諭専修については、保健体育の教科書でもある程度はカバーできますが、学習をしていて不足を感じたら上記の「学校保健」の購入をおすすめします。
家庭と同様に、過去問を1年分解いては、教科書は上記の教材で対象の範囲を学習するのが良いでしょう。
最低でも10年分の過去問に取り組んでおきたいです。
解いた過去問については、塾や学校の先生に添削を必ずしてもらいましょう。
計算問題も出題されるので、計算方法の確認や計算練習をしておくことも大切です。
また、グラフや絵を描く出題もありますので、どのようなときにどのグラフを使うといいのかについても知識をつけておくことや、伝わりやすいイラストとはどういうものかを調べておきましょう。
教育支援専門職養成課程(心理コース・福祉コース・教育ガバナンスコース)
いずれのコースについても、過去問の演習と出題された範囲の知識をつけていくのが有効です。
2017年以降の全ての過去問は解いておきたいです。
解いた過去問については、塾や学校の先生に添削を必ずしてもらいましょう。
教育支援専門職養成課程では2020年度までは全コース共通の選択問題と各コース別の必須問題という構成でしたが、2021年度の入試より、各コースごとに問題が用意されるようになりました。
これにより、2020年度まで出題されていた全コース共通選択問題の英文の問題は教育ガバナンスコースのみで出題されるようになりました。
「小論文のネタ本[人文・教育系編]」は学校教員養成課程の受験生の小論文の対策で紹介していますが、学校教育を支える教育支援専門職を目指す受験生にも必ず読んでおいてもらいたい教材です。
学校教員養成課程の受験生は主に教育の分野を中心に、こちらの内容を読んでおくことで十分ですが、教育支援専門職養成課程の受験生は教育以外にも、「日本社会の特性」や「現代社会の諸問題」について目を通しておきたいです。各コースの入試に必要な基礎知識が身につけられます。
小論文のネタ本[人文・教育系編]だけでは理解が足りない部分を「最新教育動向」で補うこともおすすめします。
また、心理コースはスクールカウンセラーなどに関する新書等を読んでおくことも大切です。
愛知教育大学の総合問題の対策まとめ
- 誰もが対策しづらいからこそ、しっかり対策した人が合格できる
- 過去問を模試のように活用しよう
- 過去問の解答を学校や塾の先生に作成してもらおう
- それぞれの専修・課程にあった教材で学習をしよう
- 学校教員養成課程の受験生は小論文の対策も忘れずに!
以上が、愛知教育大学の総合問題の対策となります!
対策がしづらいからといって、過去問を解いて終わりという学習方法にだけはならないようにしましょう!
アイプラスでは、共通テスト後からの愛教大二次試験&小論文短期攻略指導も行っていますので、お気軽にご相談ください!