みなさん、こんにちは!名古屋の大学受験専門塾・予備校の大学受験の自立学習塾・予備校アイプラスのディレクター(塾長)の松田です。
このページをご覧の皆さんは、全統マーク模試の結果が返ってきて検索されたかと思います。
受験生の皆さんは特に、ドキドキしながら結果を確認したと思います。
しかし、まさかと思いますが、「偏差値」や「判定」ばかりに目がいって、一喜一憂してはいませんか?
それでは、模試結果を十分に活用しているとは言えません!
そこで、今日は大学受験指導のプロが教える、模試結果の正しい活用法を紹介していきます!
目次
模試結果を確認する前に高3生にやっておいて欲しいこと
それは、マーク模試のやり直しです。
できれば、マーク模試の直後にやっておくべきです。
その時に、各問題について、以下の分類をしておきましょう!
勉強できていた範囲の出題 | 勉強できていなかった範囲の出題 | |
正解 | ○ | ○ |
不正解 | 要確認 | 仕方ない |
模試は、今まで自分が学習していきた範囲の、定着度を測るためのものです。
上の表に沿って簡単に言うと、
「勉強できていた範囲」で、どれだけ「正解」できていたか。
これを確認するためのものだと考えておきましょう!
高3生の模試結果の3つの活用法
では、ここまでができていたら、結果の確認です。
【高3生の模試結果の活用法その1】復習すべき範囲を見つけよう!!
「勉強できていた範囲」で、「不正解」の範囲は要復習です!
この時の「復習」とは、
模試の問題の復習+該当範囲の教科書や参考書・問題集での復習です。
意外と、模試の問題だけを復習している人が多いです…これでは何も意味がありません。
何が理解できていなくて、できなかったのかをきちんと把握して、その範囲をしっかりと復習しましょう!
手順としては…
まず、時間関係なく、再度模試の問題を解き直してみましょう!
解き直しをすると各問題が以下のパターンに分けられます。
<知識はあったけど、出てこなかった>
解き直しをした時、模試を受けたときに出てこなかった考え方や公式が思い浮かんだら、その考え方や公式をメモして、その分野を教科書・参考書・問題集等で再度確認して演習しておきましょう!
このパターンの場合は、知識は持っていた(頭の中にあった)ということなので、演習量の不足が考えられます!
<知識が抜けていた>
解き直しをしても、やっぱりわからなかった、解けなかった場合は、解答を見て自分に足りなかった知識に印をつけておきましょう!
もちろん、そのあとはその分野を教科書・参考書・問題集等で再度確認して演習しておきましょう!
このとき、抜けていた知識を1冊のノートやルーズリーフにまとめておくことも有効です。定期的にこのノートを確認して、再度抜けてしまわないようにしましょう!
<まだ知らない内容だった>
これから学校等で学習する範囲であれば、できなくても仕方がありません。
こういった問題にも印をつけておいて、学習が進んだ時点で再度挑戦してみましょう!
【高3生の模試結果の活用法その2】センター換算得点で戦略を立てよう!!
マーク模試の結果には、「センター換算得点」というのが掲載されています。
このままの学力であれば、センター試験でこれくらいの点数が取れるであろうという、過去のデータに基づく予想点数です。
基本的に、センター換算得点は模試の点数よりも高くなります。
これは、模試の方がセンター試験よりも若干難しめに出題されているためです。
センター試験を受験する予定の国公立大学志望の生徒や私立大学でセンター利用入試を考えている人は、模試の点数ではなくセンター換算得点を必ず把握しましょう。
センター換算得点を把握したら、次に以下のことを確認しましょう。
・目指す大学のセンター目標得点まであと何点なのか
・科目ごとで、それぞれあと何点取ればいいのか
点数で考えると、より具体的に今後の学習で強化しなくてはならないものが見えてきます。
ここで注意してもらいたいのが、
8割得点できている科目を9割にするよりも、6割以下の得点の科目を7割にすることの方が簡単だということです。
センター試験は、配点が各大学によって変動はしますが、基本的に合計点数で利用されます。
ですので、戦略を立てるときには、短期間で合計点数を伸ばせる戦略を考えましょう!
【高3生の模試結果の活用法その3】志望者の評価別人数と第1志望者平均点を見よう!!
マーク模試の結果には、「評価別人数」「第1志望者順位・平均点」というのも掲載されています。
ここで、現時点で目指す大学を志望している模試受験者と比較した、自分の学力レベルがわかります。
まず、評価別人数を見ると、他の志望者との比較した自分のポジションがわかります。
このとき、もっとも人数が多いところがどこなのか、それに対して、自分はどの位置にいるのかを見ましょう!
次に、上の段に出ている、自分のセンター換算得点と第1志望者の平均点を比較して見ましょう!
例えばこの画像のような結果の場合、
判定は「E」だけど、第1志望者の中では、平均的なポジションにいて、センター換算得点は、第1志望者の平均点以上となっていることがわかります。
もちろん、これで安心していいわけではないですが、「E」だからといって不安になることはないことがわかりますね。
模試結果の活用法のまとめ
・模試は復習する分野を見つけるためのもの!
・模試結果を活用して、科目ごとの戦略を立てよう!
・模試結果は判定だけを見るのではなく、他の志望者と比較しての自分の位置を知ろう!
以上のように、受験生のみなさんには、正しく模試を活用して大学受験対策に行かしてもらいたいと思います。
他にも見るべきポイントはありますが、最低限以上のような活用はしてもらえたらと思います。
もし、より詳しく教えて欲しい人がいれば、遠慮なく無料個別相談で模試結果を持参してもらえたらと思います!
一緒に今後の大学受験の戦略を立てていきましょう!
頑張れ!受験生!