受験生の皆さん、記述試験対策と並行して、センター試験対策は行っていますか?
国立試験で必ず突破しなければいけないセンター試験。
基準の点数を大きく下回っていたら、”受験資格を得る”ことさえもままならなくなります。
今回はそのセンター試験について、いつまでに何をすればいいか、筆者なりにまとめてみました。
4月~8月の時期
この期間で目標点に達していなくても大丈夫です。
苦手な教科は一から基礎を見直してください。
この時期にセンター試験のことばかり勉強することは避けましょう。
基礎の出来上がってない教科でセンターの問題ばかり練習すると、
センター用の技だけが身について、まったく記述の勉強に生かせません。
基礎が出来上がってないともちろんセンターの点数も伸びません。
まず基礎強化を徹底しましょう。
例えば
国語が90点しかとれない
ならば、
語彙・文法・文章の読み方・速読力
という基礎があいまいなままやっているはずです。
数学が60点取れない
ならば、
公式・計算力
という基礎があいまいなままやっているはずです。
「基礎をつける」とは、これらをあいまいにしないということです!
9月~10月の時期
まだ、目標合計点数に到達してなくてもよいです。
さて、どの教科も基礎が出来上がったら、
この時期は自分の特に心配な教科だけ、
センターの問題を時間を図って取り組んでいってください。
ただし、1日1教科分ぐらいの時間にしましょう。
まだまだ、記述に9割の時間を使ってください。
夏が終わったらやばい!すぐ入試だ!
と思いこむ受験生は多いですが、実際はまだまだだいぶ時間があります。
時間の使い方を間違えなければ、十分に伸びる可能性があります。
11月~12月の時期
1月までに、基準点に達することを目指します。
全教科の入試範囲が終わるころだと思います。
RPGでいえば、ラスボスに向けての武器・防具が全部そろった状態です!
ここからは受験する大学によって時間の使い方は変わります。
1.センターの配分の方が高い大学を受験する人
11月からセンター試験対策をガッツリやってください!
このタイプの大学は、記述で巻き返すのが難しいです。
センター終わった直後、志望校をあきらめなければならなくなります。
河合宿の予想問題集をやりましょう!
かならず実試験と同じように、
時間を測る、マークシートに回答する
ということをやってくださいね。
2.記述の配分の方が高い大学を受験する人
このタイプの大学は、比較的偏差値の高い大学に多いですよね。
そのため、受験生のレベルは高く、センター試験は軒並み高得点であることが言えます。
難なく7.5~8割はかならずクリアして、
メインの記述で戦うという形式になります。
12月に入るまでは記述に重きを置いてください。
12月から、ほとんどの時間をセンター問題に充ててください。
難関大学を受験する人は、センター問題集として、
駿台の青い予想問題集を使ってください。
少し難しいので、手ごたえがあるはずです。
記述にむけた思考力の養成にもなるので、是非お勧めします。
1月~本番
目標点に到達していることが理想です。
この時点で到達していないと、志望校をあきらめなければなりません。
1月になれば、記述の勉強はストップ。
完全にセンターに向けて戦闘態勢に入ってください!
センター本番の心得として別の記事にもまとめてあるので、
ぜひご覧になってください。
ここまでがおおよその流れになります!
一つ忘れないでほしいのが、
センター用の知識
記述用の知識
という区別はない、ということです。
回答方法がちがうだけです。
どちらも裏技はありません。
むしろセンターほど実力が顕著に表れます!
センター試験にむけて、いつまでに何しておけばいいかわからない人に、
少しでも参考になれば嬉しいです。