愛知教育大学の小論文対策!傾向と2021年度入試は?

愛知教育大学の小論文対策!傾向と2021年度入試は?

愛知教育大学

愛知県内の大学としては、いち早く大学入試改革に向けて、入試科目に2018年度入試より小論文を前期日程入試で貸すようになった愛知教育大学では、3年目の2020年度の入試において、小論文の入試としてのおおよそ完成された印象があります。

この記事では、毎年多くの愛知教育大学の合格者を輩出している(詳しくは合格実績をご確認ください。)アイプラス自立学習塾が、過去3年間の愛知教育大学の小論文の入試問題をもとにした、傾向や対策・オススメ参考書と勉強法について解説していきます。

この記事を読めば、以下の悩みが解消されます!

  • 愛知教育大学の小論文の難易度は?
  • どのような傾向で対策は何をすればいいの?
  • 愛知教育大学の小論文の対策にオススメの参考書は?
  • いつまでに何をすればいいの?

このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてください!

愛知教育大学の小論文の出題形式

愛知教育大学の小論文形式は、

  • 試験時間は120分
  • 600字の横書き

となっており、導入から3年間変更はありませんでした。

設問に対して、600字以内で論じるという、小論文の入試としては、それほど多くはない字数となりますが、設問の内容をしっかりと踏まえて、論理的に文章をまとめなくてはなりません。


愛知教育大学の小論文の過去3年間の出題内容

愛知教育大学の小論文の出題内容は、教育に対して関心を持っていれば、ある程度事前に対策をしておくことが可能です。

年度出題内容
2018年度アドミッションポリシー
2019年度教員の魅力(データの考察)
2020年度学習指導要領(データの考察)

2018年度の小論文の出題内容

以下の文章は本学のアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)の冒頭部分である。文章を読んで以下の問いに答えなさい。

本学は、広域の拠点的役割をはたす教育大学として、人間理解と真理探究に努め,教育が直面する現代的課題への対応力を有し、子どもたちの未来を拓くことができる豊かな人間性と確かな実践力を身に付けた専門職業人の養成を使命としています。

下線部を身に付けた教員となるために、あなたは本学で何を学んでいきたいと思いますか。
600字以内で具体的に述べなさい。

2018年度は小論文導入の初年度ということもあり、対策は非常に立てやすかったです。

それは、小論文が導入された理由を知っていれば明確です。

小論文が導入された理由

これは、2021年度大学入試から本格的に切り替わる「大学入試改革」によるものです。
大学入試改革は、新テスト(大学入学共通テスト)の導入だけではありません!

一般入試は一般選抜という名称に変わり、

「アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)」に基づいた選抜方法を各大学で取り入れることになっています。

簡単にいうと、

「学力だけじゃなくて、うちの大学に来てもらいたい人材かどうかを判別するよ!」

というものです。

そのため、アドミッション・ポリシーをきちんと理解して、それに沿った回答をできるようにしておくことは、初年度としては当然に対策しておくべきことでした。

この「学力だけじゃなく、愛知教育大学にふさわしい人材かを判別する」
という点は、愛知教育大学の小論文の対策において年度を問わず求められるものですので、その点をしっかり意識して対策をしていきましょう!


2019年度の小論文の出題内容

愛知教育大学2019年度小論文出題内容
愛知教育大学2019年度入試「小論文」

2019年度の愛知教育大学の小論文の出題は、上記のように、教育関連のデータの読み取りと、それに対する考察を求めるものでした。

聞かれている点は以下の2点です。

  1. あなたは、教員の仕事の楽しさはどんなとことにあると思うか。また、どのようなところがみんなから尊敬される仕事だと思うか。
  2. なぜ、小・中・高等学校の教員の回答は、子供が抱くイメージと異なっていると思うか。

1については、大半の受験生がしっかりと書き上げることができた様子でしたが、重要なのは設問2です。

データによると、
「学校の先生」の仕事について、子どもの70%ほどが「みんなから尊敬される仕事」というイメージを持っているのに対して、教員は31~37%ほどしか「みんなから尊敬される仕事」というイメージを持っていません。

その理由について、2では聞いており、この設問が合否を分けました。

受験生から聞いた話でも、この設問に対してしっかりと考察の提示ができなかった受験生も多かったようです。

この設問は、正解があるわけではありません。
しかし、教育分野に対する持っている情報や知識がないと、考察ができなかったと思われます。

当塾からの受験生も、小論文の対策として、教育関連の知識を身につける演習を行なっていました。
こういった演習により、しっかりと身につけた教育関連の知識を活かして考察をまとめられた受験生は見事合格してくれました。

しかし、センター試験で大幅にボーダーを超えていても、教育関連の知識を身につけられていなかった受験生は不合格となりました。
(ただし、この受験生は後期で合格してくれたのでよかったのですが)

2019年度の小論文で合格する論点

  • 子どもたちの道徳観の低下により、指導が通らないケースが増えることにより先生の自己肯定感が低くなっている
  • 教師による社会問題が数多く発生しており、教員という仕事に対しての肯定感が低くなっている
  • 子どもたちとコミュニケーションをとる時間が不足し、尊敬されている実感を持つ機会が少なくなっている

上記のように、公教育の現状を踏まえた客観的事実をもとに考察ができることが重要になります。


2020年度の小論文の出題内容

愛知教育大学2020年度入試「小論文」

2020年度の愛知教育大学の小論文の出題も、2019年度と同様に、設問数は2題で教育関連のデータの読み取りと、それに対する考察を求めるものでした。

しかし、出題の難易度としては、2019年度よりも難しくなりました。

2020年度の愛知教育大学の小論文の出題に関しては、最初の設問から教育に関する知識を試されるものとなっていました。

今回の出題内容は、学習指導要領実施状況調査報告書(外部リンク:国立教育政策研究所)からの出題でした。

2020年度は、新しい学習指導要領が小学校からスタートする年でしたので、当塾の生徒についても、新しい学習指導要領についての知識を身につけてもらっていました。

しかし、当塾以外の受験生は、新しい学習指導要領がどんな内容のものなのか、そもそも学習指導要領の存在について知らないケースも多かったはずです。

さらに、2020年度の小論文の入試が難しくなったと思われる点がもう1点あります。

それは、2018年度・2019年度については、教員になるための意欲や関心・知識を問うだけの出題でしたが、2020年度については、設問2が「教員の立場に立って考えさせる」出題になっていたことです。

子どもたちに「勉強をすることの意味」をどう説明するか。

この設問も、新しい学習指導要領の作成の経緯や目的を知っていれば、回答には困らなかったと思いますが、前述の通り、そういった知識もなく論じるにはなかなかハードルが高かったと思います。

2020年度の小論文で合格する論点

  • 学年が上の児童ほど、学習が入試のための手段という意識に変わってきているという考察
  • 学びが人生や社会に生かせられるという具体的な説明(新学習指導要領より)
  • 未知の状況に対応できる思考力・判断力・表現力を身につける前提として知識が必要(新学習指導要領より)
  • 主体的・対話的で深い学びを促す説明(新学習指導要領より)

以上のことから、教員にとっては非常にタイムリーな新しい学習指導要領の趣旨に沿って論じていられれば、高得点をもらえることができました。

アイプラス自立学習塾の入試当日のツイート

愛知教育大学の小論文の対策

ここまでの、愛知教育大学の小論文の出題から、愛知教育大学の小論文で求められているのは、

公教育に対しての関心や知識があるか

ということがわかります。

上記のことを踏まえての愛知教育大学の小論文の対策について紹介していきます。

対策1:小論文の書き方と教育に関する知識を同時に身につける

アイプラス自立学習塾では、小論文の書き方の練習と教育に関する知識のインプットは同時に行なっていきます。

これは愛知教育大学に限らず、小論文の対策で重視しなくてはならないのは、

書き方がきちんとできて誤字・脱字がないことは当たり前で、内容が最重要。

だからです。

知識を身につける際に利用する参考書は「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」です。

こちらを利用して、掲載してある各テーマについての要約の練習から始めます。
気になった用語やデータについては最新の情報を調べる作業も必要です。

要約したものは必ず添削をしてもらい、

  • 掲載内容を正しく要約できているか
  • 単なる抜き出しのまとめになっていないか
  • 正しく文章が書けているか(もちろん誤字・脱字がないかも)

をチェックして、完成するまで書き直しをします。

教育に関連する内容について、言葉は知っていても内容を正確に理解していないものはたくさんあると思いますので、それらについて正しい知識を身につけておきましょう!

間違ったことを小論文で書いてしまえば、「こいつわかってないな」と判断されてしまいますからね!

「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」にある教育学部で頻出のテーマ全てについて要約と添削が終わったら次の段階に移ります。

対策2:教育関係のトピックに対しての小論文を書く

愛知教育大学の小論文で出題される可能性のあるトピックは次の通りです。

  • アドミッション・ポリシー
  • 2021年大学入試改革
  • 教育関連のニュース
  • 教育学部系でよく扱われる題材
  • 文部科学省のHPに掲載されているトピック
  • アドミッション・ポリシー
    こちらについては、愛知教育大学のアドミッション・ポリシ(学部リンク:愛知教育大学HP)を確認して、愛知教育大学がどのような入学者を求めているのかを確認しておきましょう!
    アドミッション・ポリシーに関しての出題の可能性は低いですが、これを踏まえて論じていないといけません。

  • 2020年度大学入試改革
    こちらについては、2021年度に入試を受ける受験生からが対象となりますので、まさにタイムリーなトピックですが、変更が多く出題される可能性は低いかも知れませんが、何のために大学入試改革が行われたかを理解しておくことは非常に重要です。
    インターネットで情報を集めるのもいいかもしれませんが、情報が分散しているので、まず書籍で全体像をつかんでおくことがオススメです。
    オススメの書籍は、教育開発研究所発行の「2020年度大学入試改革! 新テストのすべてがわかる本」が、全体像がつかみやすいと思います。

大学入試改革何が行われるかを知っておくことは大切ですが、その目的をしっかりと理解しておきましょう!その上で、インターネットで最新の情報を集めておくといいと思います。

  • 教育関連のニュース
    教育関連のニュースについては、「Yahoo!ニュースアプリ」や「Google Newsアプリ」で、教育・大学受験・大学入試改革のニュースを、フォロー(Yahoo!ニュースアプリ)や興味あるトピック(Google Newsアプリ)に登録しておくと、自動でその関連のニュースをまとめて見られるようにできるので、オススメです。
    日頃から、教育に関しての興味や関心を高めて、教育関係のニュースには敏感になりましょう!


  • 教育学部系でよく扱われる題材
    先ほども紹介した「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」」には、各大学の教育学部の小論文の過去問も収録されていますので、そちらを利用して練習しましょう。

解答例もありますので、参考にして、問題に取り組んでみましょう!

  • 文部科学省のHPに掲載されているトピック
    タイムリーな教育関連の情報を入手するためには文部科学省のHPが最も最適です。
    2020年度の入試で出題された、新しい学習指導要領についても詳しく説明されています。こちらに掲載されたトピックで気になったものは、検索をしてさらに詳しい情報を入手しておきましょう。

こちらについては、「トピックの要約とそれを踏まえての自分の目指す教員像」について600字でまとめる練習をするのが最適です。

以上で、愛知教育大学の小論文の対策はできますが、次に最も重要な点を確認しておきます。

それは、どうしたら高得点がもらえるかです。


高得点が取れる小論文

愛知教育大学の小論文で高得点を取るために必要なことは、

客観的事実(教育に関する知識)に基づいて論理的に論じる

ということです。

誰でも思い浮かぶような内容で論じても高得点は得られません。
特に多いのが、先生は忙しい・知識を持っているから素晴らしい・子どもと一緒に成長するといった主観や憧れで小論文を書いてしまうことで、このような内容では高得点は得られません。

愛知教育大学の受験生の中で、教育に関する知識量の差は非常に大きいです。

そのため、教育に関しての知識を身につけて、その知識を小論文の中にはっきりと示して論じることが重要です。

小論文は国語的な練習だと思っている人が意外と多いのですが、文章構成など正しい「書き方」ができていることや誤字・脱字をしないことは、当たり前の状態にしておきましょう!

正しい書き方で論理的に問題なければ点数がもらえる訳ではありません!「内容」で愛知教育大学が求めている人だと伝えられるものにしましょう。

これが非常に重要です。その点を意識した練習をしていきましょう!


小論文の練習は書いて添削を受けよう!

小論文は自己採点が非常にしづらいものです。

ですので、学校の先生に添削してもらうのが一番ですが、先ほども言ったように学校に小論文対策について詳しい先生がいればいいのですが、案外いないのが現状のようです。

国語の先生に見てもらうという人もいますが、国語的な「書き方」の添削だけになってしまうこともよくあるようです。

小論文は「書き方」+「内容」の添削をしてもらうことが重要ですので、そう言った添削をしてくれる人を探しましょう!


小論文の対策をはじめる時期

愛知教育大学の小論文には、知識量が必要です。
また、年々難易度が上がってきているため、知識をつけはじめるのは早いに越したことはありません。

余裕があれば、受験する年度の夏以降始めておくのが最適です。

そして、小論文は書いて、添削を受けて、書き直してを繰り返して、一つの題材について完成させてから、次の題材について練習するというのが一番効果的です。

そのため、小論文の力をつけるのにはかなり時間が必要です!

しかし、愛知教育大学の受験生の大半が、共通テスト(旧センター試験)が終わってから、小論文の対策をはじめています。

アイプラス自立学習塾にも、毎年センター試験後に愛知教育大学の2次試験の教科と小論文の対策のために、1ヶ月半だけ入塾して、全員合格してくれています。

しかしながら、1ヶ月半の間、毎日8時間以上、2次試験のための学習と小論文の練習のために通塾したからこそ合格することができました。

愛知教育大学は小論文で合否が分かれるケースも多々ありますので、甘く見ずに早めに対策を始めておきましょう!

アイプラス自立学習塾では、2020年度入試のセンター試験(共通テスト)でE判定だった塾生も合格してくれています。
ちなみに合格者の中でセンター試験の得点が最低点の、正真正銘の大逆転合格でした。


まとめ

それでは、最後に愛知教育大学の小論文の対策についてまとめます。

  1. 「小論文の完全ネタ本 人文・教育系編」の教育学部で頻出のテーマについて要約をしながら、教育に関する知識と小論文の書き方を身につける
  2. 基本的な知識が身についたら、タイムリーな教育関係のトピックについての要約とそれを踏まえた目指す教員像について600字でまとめる練習を繰り返す
  3. 添削は、国語の先生ではなく、教育に詳しく、内容がわかる人にしてもらう
  4. 客観的事実(教育に関する知識)に基づいた論述をする
  5. 試験本番では、知識を持っていることを明示した文章を心がける
  6. 小論文で合否が分かれることを理解して、最後まで手を抜かない

以上をしっかりと身につけることができれば、愛知教育大学の小論文の対策は大丈夫です!

  • それでも不安がある。
  • 小論文の学習を始めてみたものの自信がない
  • 小論文の添削をしてもらいたい

といった人は、
アイプラス自立学習塾にはどこの塾・予備校よりもノウハウがありますので、愛知教育大学に逆転合格するためなら努力は惜しまない!という人も諦めかけてい人もまずはぜひ一度相談にお越しください!

アイプラス自立学習塾には、今年度も愛知教育大学を目指している生徒がたくさんいますので、一緒に頑張りましょう!

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松田 勇一

松田 勇一

アイプラス自立学習塾ディレクター

愛知教育大学出身。大学卒業後大手予備校に勤務、各地の校舎にて責任者を10年以上に渡り務める。 大学受験のみならず、高認(旧大検)予備校の校舎長・通信制高校のキャンパス長・個別指導塾のブロック長など、幅広い教育業界で責任者を務めてきた教育のエキスパート。

過去には、高等学校長会・私学協会・教育委員会参加の、内閣府の子供・若者育成支援の一環であるユースアドバイザー養成講習会の講師も務めた。

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